2026.02.06

工場の屋根が雨漏りする原因とは?応急処置と本格修理の方法

工場の屋根が雨漏りする原因とは?応急処置と本格修理の方法

工場や倉庫の屋根から染み出す雨水は、放置すれば深刻な問題へと発展する可能性があります。
大切な資産である建物はもちろん、保管されている製品や設備、さらにはそこで働く人々の安全にも影響を及ぼしかねません。
突然の雨漏りに見舞われた際、どのように対処すべきか、また、根本的な解決に向けてどのような方法があるのかを知っておくことは、事業継続の観点からも極めて重要です。
今回は、工場屋根の雨漏りについて、その原因から具体的な修理方法までを解説します。

工場屋根の雨漏り原因

屋根の老朽化が原因

工場や倉庫の屋根で雨漏りが発生する主な原因の一つに、屋根材自体の老朽化が挙げられます。
建物の屋根は、常に雨風や紫外線、温度変化といった過酷な環境に晒されており、時間の経過とともにその強度は低下していきます。
特に、波型スレート屋根や金属屋根といった工場・倉庫でよく使用される屋根材には、それぞれ耐用年数があります。
例えば、トタン屋根では約20~30年、ガルバリウム鋼板や大波スレートでは約30~40年が目安とされています。
これらの耐用年数を過ぎると、屋根材のひび割れや破損、金属部分の錆や腐食が進みやすくなり、雨水の浸入を許してしまうのです。
また、沿岸地域での塩害や、都市部での排気ガスの影響、周辺環境の落ち葉なども、屋根材の劣化を早める要因となり得ます。

雨漏りは屋根の特定箇所から発生

雨漏りは、屋根全体が均一に劣化している場合もありますが、多くの場合、特定の箇所から発生しています。
特に注意が必要なのは、屋根と屋根の接合部である「谷樋(たにどい)」です。
谷樋は雨水が集まるため、詰まりや破損があると雨漏りの原因となりやすい箇所です。
また、金属屋根では、経年劣化や飛来物などによって生じた錆びや穴あきから雨水が浸入することがあります。
波型スレート屋根も、台風などの影響で割れたり穴が開いたりすることがあり、そこから雨漏りにつながります。
さらに、建築時の施工不良や、不適切な補修工事(例:排水に必要な部分をコーキング材で塞いでしまうなど)が原因となるケースも少なくありません。
屋根に取り付けられた雨どいが詰まったり、容量不足だったりして雨水が溢れ出す、「雨どいのオーバーフロー」も、軒先などからの雨漏りを引き起こします。
パラペット(建物の立ち上がり壁)がある屋根では、その内側に雨水が集中し、落ち葉などの堆積物があると浸水しやすくなります。

工場屋根の雨漏り修理方法

応急処置で被害を最小限に

工場や倉庫で雨漏りが発生した場合、まずは被害の拡大を防ぐための応急処置が重要です。
室内に雨水が侵入してきた場合は、バケツやボウルなどで雨水を受け止め、床が水浸しにならないように新聞紙やレジャーシートなどを敷いておくと良いでしょう。
窓からの雨漏りには、雑巾でこまめに拭き取る対応が必要です。
屋根材の破損や亀裂が原因と思われる箇所には、防水テープやシーリング材を用いて一時的に雨水の浸入を食い止めることも可能です。
ただし、これらの処置はあくまで一時的なものであり、原因の根本的な解決にはなりません。
また、原因箇所を特定せずに手当たり次第にシーリング材を使用すると、後々の本格修理の際に原因箇所を特定しづらくなる可能性もあるため注意が必要です。

本格修理で雨漏りを防ぐ

応急処置を行った後は、速やかに本格的な修理を行うことが、雨漏りの再発防止と建物の保護につながります。
雨漏りの修理方法としては、屋根材に雨漏り防止用の塗料を塗布する「屋根塗装」、雨漏りが限定的な箇所であれば、破損部分のみを修理・交換する「部分的な修理」、そして、既存の屋根材の上から新しい屋根材を重ねて葺く「屋根カバー工法」があります。
屋根カバー工法は、比較的工期や費用を抑えつつ、雨漏りを抑制し、屋根の耐久性や断熱性、防音性を向上させる効果も期待できるため、多くの工場や倉庫で採用されています。
屋根材の老朽化が著しく、広範囲にダメージが及んでいる場合には、古い屋根材を全て撤去して新しい屋根材に葺き替える「葺き替え工事」が最も確実な方法となります。
いずれの修理方法も、建物の構造を理解し、専門的な知識と技術をもって適切に施工することが不可欠です。

まとめ

工場や倉庫の屋根からの雨漏りは、単なる不快感に留まらず、保管物の損害、設備故障、さらには漏電による火災や従業員の安全確保といった、事業継続に関わる重大なリスクをはらんでいます。
雨漏りの原因の多くは屋根材の老朽化や、谷樋、穴あき、施工不良といった特定箇所からの浸入ですが、まずは応急処置で被害を最小限に抑えることが肝心です。
しかし、応急処置はあくまで一時的な対策であり、建物の内部で腐食や劣化が進行するリスクを伴います。
雨漏りを根本的に解決し、将来的なトラブルを防ぐためには、屋根塗装、部分修理、屋根カバー工法、葺き替え工事といった本格的な修理が不可欠です。
建物の状況を正確に把握し、最適な修理方法を選択するためには、専門的な知識と技術を持った業者に相談することが最も重要です。
早期発見・早期対応で、大切な資産と事業を守りましょう。

当社は全国対応可能なので、この記事をきっかけに雨漏りの修理を検討された方ぜひ当社までご連絡ください。

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